情報の透明性が加速したことによるビジネスモデルの変化
インターネット上での情報に透明性が増したことでビジネスモデルにも変化が?
もうずいぶん昔の話になりますが、当時の英語圏のマーケット事情に詳しい方に伺ったところによると、2004年頃はちょっとした電子書籍でも47ドルや97ドルという金額で売れていたそうです。
実際、わたしが最初に目にした「電子書籍の書き方」についてまとめたレポートは49800円という高額で売れに売れていました。
なぜでしょう?
それは、当時は情報が少なかったからです。
街の本屋さんへ行っても同様の書籍は販売していませんでした。さらに、インターネット上においても類似の書籍は日本ではまだまだ見当たらなかったからです。
当時インターネット上には、まだまだ他の人が知らない秘密の裏口が数多くあり、それらをテーマにすれば簡単に、そして高額の売上を期待することができたのです。
つまり、見込客が直面している問題の解決策だけで飛ぶように売れたのです。
では、現在はいかがでしょうか?
インターネット上においては情報の透明性が加速し、一人だけが知っている抜け道など存在を維持することができなくなっています。Google検索だけではなく、YouTube へアクセスすればありとあらゆる解決策がビデオで視聴することが可能です。
さらに、昔は少数だったインターネットマーケターは、毎月増え続けています。
したがって・・・
解決策だけを販売していても売れない時代になったのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
それはズバリ、エージェンシービジネスモデルです。
つまり、解決策を情報として提示するだけではなく代行するということです。
人々は情報が氾濫する中で解決策を提示されても、なかなか行動に走らないのです。だからこそ代行して行うというビジネスモデルが注目されています。
そして、もう1つのビジネスモデルは家庭教師の様に、見込客が行動するよう並走するビジネスモデルです。
代行サービスは、プロモーションイメージやビデオを制作して提供するだけではなくサイト自体を代行して仕上げて提供する。これなどは、まさに代行ビジネスモデルの典型です。
そして、家庭教師ビジネスモデルは、会員制トレーニングコースの参加者に寄り添い、脱落しないよう彼らと並走してゴールへと導いていきます。
あなたもこれからは解決策を情報として提示するだけではなく、代行と家庭教師という視点を持つことで時代に即応したビジネスモデルを展開することができるでしょう。
最後に、敢えて言うまでもありませんが、解決策を提示することが不要になったわけではありません。解決策+代行または家庭教師というビジネスモデルとなることを忘れないでくださいね。